昨日のブログに載せた水彩画「ペンギンサークル」ですが、
Twitterにも載せようと画像を確認をしたところスマホをちょっと振るとペンギンたちだけがが浮き、動いているように見えました。
(スマホをお持ちの方は、よかったら上の画像を細かく振ってみてください)
そこでTwitterには振ると浮いてるように見えます、と投稿。
投稿後、Twitterで「薄暗いところでふりふりしたら動いて見えました」とのコメントを貰いました。
そのコメントを読んだあとに、そういえば暗い場所で振ると動いて見える錯視があったような…と思い出し錯視の本を取り出し見てみたら…ありました!
(Newton錯視と錯覚の科学)
19世紀からあるという錯視「踊るハート」です。
暗い場所で周辺視で見るとハートが動いて見える錯視です。
同ページに載っている、北岡教授と蘆田教授が発表した「コントラスト依存の時間遅れ錯視」の解説によると、輝度コントラストが高い領域よりも、輝度コントラストの低い領域は視覚処理にかかる時間が長いため動いてるように見える。とのこと。
「踊るハート」の錯視もこの原理みたいです。
つまり、ペンギンサークルの水彩画の画像が暗いかなと思いコントラストを上げたことで偶然「踊るハート」の錯視の条件が揃ったみたいです。
びっくりです!
ちなみにコントラストをいじる前の画像では振ってもほとんど動いて見えませんし、もちろん元の紙の水彩画を振っても動いて見えませんでした。
ちょっとしたバランスで錯視って産まれるんですね。
面白いです。
さらに詳しく錯視の原理などが気になる方は先程紹介した錯視の本などを読んでみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
それではまたあした!🐤。